MENU

ブログ

Blog

3月4日は酸蝕歯の日

こんにちは、北浦和かねこ歯科クリニックです。

3月4日は酸蝕歯(さんしょくし)の日だとご存知でしたか?
この日は、歯磨剤のブランド「シュミテクト」が、酸蝕歯について広く知ってもらうために制定しました。
「3(さん)月4(しょく)日」と読む語呂合わせからきています。
子どもから大人まで、広い世代にリスクとしてあるので、ご自身の歯だけでなく、お子さんの歯を大切にしたいお父さんお母さんにもご覧いただけたらと思います。

酸蝕歯(酸蝕症)とは?

酸蝕歯とは、酸によって歯のエナメル質が溶かされ、歯がダメージを受けた状態(酸蝕症にかかった状態)の歯のことです。
エナメル質は歯の最も外側にある硬い層で、酸に弱い特徴があります。
酸蝕症は、「歯がしみる」「歯が痛む」「歯が薄くなる」と感じることが多いです。
酸性の飲食物や胃酸の逆流が主な原因とされています。
特に現代の食生活において、酸蝕症のリスクは高まっています。

 

 

 

 

 

 

なぜ酸蝕歯(酸蝕症)になる?

1. 酸性の飲食物に多く触れている

酸蝕歯の一番の原因は酸性の飲食物です。例えば、果物ジュース、炭酸飲料、エナジードリンク、ワインなどが挙げられます。
これらの飲み物はpH値が低く、エナメル質を溶かす原因となります。
また、酸性の食べ物(例:レモン、オレンジ、トマト)も同様にエナメル質にダメージを与える可能性があります。例えば、毎朝のオレンジジュースやお酒を楽しむ方や、健康のために酢を飲む方は要注意です。

2. 胃酸の逆流

胃酸の逆流(逆流性食道炎)は、酸蝕歯の原因のひとつです。
特にストレスや不規則な生活習慣が原因で胃酸の逆流が頻繁に起こると、歯のエナメル質が徐々に溶けてしまいます。
夜間に逆流することが多いため、寝る前に食事を摂る習慣がある方は、見直してみても良いかもしれませんね。

この他にも、酸蝕症を引き起こす習慣として、過度な歯磨きや硬い歯ブラシを使用することによってエナメル質を傷つけ、酸蝕歯を悪化させることが考えられます。
歯を大切にするつもりが逆効果になることもあるので、正しいケアが重要ですよ。

酸蝕歯の予防法は?

1. 酸性の飲食物を控える

まず、酸性の飲食物の摂取を控える(酸に触れる機会を減少させる)ことが一番シンプルな予防法です。
就寝前の摂取も要注意です。
果物ジュースや炭酸飲料を飲む場合も、ストローを使って歯に直接触れないようにするのも効果的です。
水やお茶など中性の飲み物を積極的に摂るようにしましょう。

2. 食後はすぐに歯を磨かない

酸性の飲食物を摂った後は、すぐに歯を磨かずに水で口をすすぐことが推奨されます。
歯が酸にさらされた直後に磨くと、エナメル質が傷つきやすくなりますので、約30分ほど待ってから歯を磨くと良いでしょう。

3. フッ素配合の歯磨き粉を使用する

フッ素配合の歯磨き粉を使用することで、エナメル質の再石灰化を促進し、酸によるダメージを軽減することができます。
歯医者さんでフッ素塗布を定期的に受けるのも効果的です!

酸蝕症予防には定期的な歯科検診が効果的!

酸蝕歯の予防には、定期的な歯科検診も非常に重要です。
歯科医師と歯科衛生士が口腔内を定期的に拝見しますので、酸蝕歯を早期に発見し、適切なケアをすることができます。
定期的な検診を受けることで、酸蝕歯の進行を防ぎ、歯の健康を維持することができますよ。
また、歯ブラシ指導によって正しい歯みがき方法を身につけることもできるでしょう。
日頃ご自身でおこなうセルフケアと、歯科医院でおこなうプロケアの組み合わせがおすすめです!

北浦和かねこ歯科クリニックでは歯の治療だけではなく、定期的な歯科検診も受け付けております!
お気軽にご予約ください!

カテゴリー

最近の投稿

月別アーカイブ