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こんにちは😃
梅雨に入って湿度と暑さで梅雨型熱中症の危険が高まっているそうです⚠️
皆さん熱中症対策は今からしっかりと意識してお過ごしください☺️✨
前回のブログでは乳歯についてや、仕上げ磨きについてご紹介しました。
その中の1つとして「お口のケアでプラークを減らす」ことが虫歯予防になることは皆さんもよくご存知のことでしょう。
でもなぜプラークを落とすのか、については
なんとなく大事だからじゃない?というかたもいらっしゃるかと思います。
そこで今回はプラークについてと効率よくプラークを落とす歯ブラシテクニックについてご紹介いたします。
①そもそも何のためにプラークを落とすの?
☆プラーク=細菌の塊
プラークには歯周病菌や虫歯菌など様々な細菌がいます。
虫歯も歯周病もプラークが関係する病気です。
プラーク(とくに歯周病菌)は口臭の原因にもなります。
虫歯と歯周病を予防するために
プラークを除去していきましょう!
プラークについてもっと詳しくは↓↓
◻︎プラークは食べかすではなく、細菌の塊
◻︎プラークは数時間〜数日で作られる
◻︎プラークは歯磨きで除去できる
◻︎歯磨きをしないとプラークの量がどんどん増え、粘りがでて歯にしっかりとくっつき、除去しづらくなる
◻︎虫歯や歯周病の発症にはプラークが関係している
なので
毎日の歯磨きで
プラークをしっかり落として
溜めないことが大切です!
②プラークが溜まりやすい場所を知ろう!
プラークは、くぼみのあるところに溜まりやすいです。
実際に染め出してプラークがついているかを見てみると、、、
赤く染まっているのがプラークです。
歯のツルツルした面には付いておらず、
くぼみがあるところに付きやすいことが分かります。
つまり、
プラークが溜まりやすいところを
意識して磨く
のが大切です☺️
◻︎プラークは主に歯と歯茎の境目、歯と歯の間、噛み合わせの溝に溜まりやすい
◻︎被せ物、詰め物と歯の境目や、歯茎が下がっている部分(歯の根の部分)、隣の歯との段差のある歯(生えかけ、抜けた歯など)、歯並びが悪い場合もプラークは溜まりやすい
◻︎ツルツルした面にはプラークは溜まりにくい
◻︎プラークが溜まりやすい場所には、歯ブラシの毛先が届きにくく、磨きにくい
以上から、
プラークをしっかり落とすテクニック
を身につけていきましょう🪥🦷✨
ちなみに、
プラークが細菌の塊とはいえ、どのくらいの細菌がいるのか
ご存知ですか?
衝撃の結果がコチラ⬇️
まさかの細菌数で私もびっくり😱しました‼️
土には細菌が多いと言われますが
植物の根のまわりはこんな感じです↓
普段から丁寧に歯磨きしてても根っこまわりよりも細菌が多いなんて驚きですね😳
直腸と変わらない細菌量と知るとコワイ😣
歯磨きでプラークをしっかり落とす大切さを感じます🪥
③歯磨きの7つの大原則
1️⃣プラークは磨いて落とすもの
たとえば排水溝のヌメリ、これも細菌の塊です。
シャワーをかけだだけ、専用の薬液を使用したとしても
スポンジやブラシを使ってこすって落とします。
プラークも同じでブラシで磨かないと落ちないのです。
2️⃣まずは歯ブラシで磨けるレベルを上げる
歯ブラシでは落としきれない場所もありますが、
まずはお口の中全体をきれいにすることを考えると、歯ブラシ🪥で磨けるレベルを上げていく🦷✨ことが大切です。
そのうえで歯間ブラシやデンタルフロス(糸)を使うようにしましょう✨
3️⃣歯磨きは、歯をみがくもの
プラークの溜まりやすい場所の1つが
歯と歯茎の境目です。
そこを磨こうとして意外と
歯ブラシを歯茎に当ててしまっていることがあります。
プラークが付いているのは歯の面なので
ブラシを歯に当てることを意識しましょう。
4️⃣ブラシの当たったプラークだけが落ちる
歯ブラシ🪥がプラークに当たらないと落ちません。
しっかり狙い撃ちして磨きましょう。
5️⃣歯ブラシを90度で当たると、プラークは落ちやすい
浴槽や浴室のタイルに付いた汚れを落とす際は、ブラシを90度に当てて動かしていると思います。それがもっとも汚れが落ちる当て方なのです。
歯も同じように90度の角度で歯ブラシ🪥を当てるとプラークが落としやすいです。
6️⃣プラークは「くぼみ」に付く
虫歯や歯周病が発症するのは
プラークが溜まりやすい「くぼみ」があるところからです。
「くぼみ」は歯茎に近い部分に多いです。
この部分に歯ブラシが当たるように意識します。
お子さんは噛む面からの虫歯も多いのでしっかりと当てましょう。
被せ物や詰め物がある歯は歯と詰め物(被せ物)の境目も忘れずに当てて磨きましょう。
7️⃣歯の丸みを意識して歯ブラシを当てる
歯🦷は丸みをおびています。
指で触るとわかるので触ってみてください。
歯ブラシを歯に対して90度で当たるともっともプラークが落ちるので
歯の丸みに応じて歯ブラシ🪥の傾きを変化させて当てます。
歯茎の境目を磨く時はイメージとして平行か、やや下から歯ブラシを当てると90度になります☺️
④歯ブラシ選びのポイント
効率良くプラークを落とすためには
歯ブラシ選びも大切です。
⭐︎コシがある
⭐︎ヘッドが大きすぎない
歯ブラシは大きければいい、というものでもないのでお口にあったサイズがおすすめです☺️
また、歯ブラシは常に全面を使わなくてOKです🙆♀️
↑のように
「つま先」、「わき」、「かかと」
など部分的に当てて磨くほうが落としやすい場所もあります。
「つま先」は前歯の裏側を磨くときに使います。
「わき」は歯ブラシの7つの原則の7️⃣の歯の丸みを意識した時に
歯と歯の間の部分、歯のわきの部分に当てて磨きます。
ほとんどのかたが1日2回、最低でも1回は磨く習慣がついていてとても素晴らしいことだと思います✨
ただ意外と歯科医院での歯磨きの指導を受けたことがないかたも多く、
磨いているのに磨けていない
=プラークが残り虫歯や歯周病が発症する😭
という悲しい出来事を減らすためにも
専門家の正しい指導を受けて身につける
ことはお口の健康を守ることに繋がります☺️
また、どんな人が虫歯になりやすいのか?
メインテナンスを受けていない人は虫歯が多い!
↑は7歳〜20歳まで
毎年メインテナンスを受けていた人、と
そうでなかった人の20歳の虫歯の経験本数の差です。
6〜12歳の混合歯列期の小学生と
虫歯が発生しやすい12〜18歳の中高生で
メインテナンスの有無と虫歯の増加本数は↓
メインテナンスに定期受診することで
こんなにも虫歯の本数が変わってきます!😳
また、虫歯菌が多い人は
虫歯になりやすい & 再発しやすい
ので注意が必要です⚠️
最近では口と全身の健康が関連していることも知られてきています。
超長寿大国の日本ですから
出来るだけ長くご自身の歯で食事する喜びを大切に考えていただいて
虫歯がなくても歯科医院でのメインテナンスの受診をおススメします☺️